聖地巡礼

【孤独のグルメ】コバラベリーにちょうどいいピザ

執筆者:おでん

「孤独のグルメ」聖地巡礼

こんにちは。
今回は趣向を変えてグルメレポをお届きします!

ではなくて^^、
今回は、ゴールデンウィークに訪れた「孤独のグルメ」聖地巡礼をレポートします。

まずは「孤独のグルメ」を簡単にご紹介します。

個人輸入雑貨商の主人公・井之頭五郎(いのがしらごろう)さんが、仕事の出先、商談の前とか後とかに空腹に襲われ、ぶらりと立ち寄る庶民的な食べ物屋さんで、
「こういうのでいいんだよ こういうので」とか
「マズくない!けっしてマズくないぞ!」とか若干上から目線の独り言を呟きながら、一人でひたすら飯を食うだけの漫画です。

原作は久住昌之、作画は谷口ジローで、2巻しか刊行されてないにも関わらず累計発行部数80万部突破(2015年10月時点)の大ベストセラー漫画です。

孤独のグルメ2
出典:「孤独のグルメ2」(久住昌之/原作 谷口ジロー/作画 扶桑社/発行)
※以下出典同じ。

漫画にありがちなカタルシスもどんでん返しもありません。
五郎さんは下戸なのでお酒もありません。
「焦るんじゃない。俺は腹がへっているだけなんだ。」
「腹が減って死にそうなんだ!」
と飯を食うことだけに特化した、読者に媚びないダンディズムに満ちた作品です。

2012年から、飯テロとして絶対に放送してはいけない深夜枠でドラマ化され、主演の松重豊は一部ダイエット中の若い女性や中年男性から飯テロリストとして危険人物扱いされながらも、2017年5月現在season6放送中の大人気ドラマになっています。

この「孤独のグルメ」の魅力の一つは、五郎さんの数々の名言迷言にもあります。
「腹もペコちゃんだし夜食でも食ってひと息つくか。」
「俺の経験によれば、昔ながらの美味い店を探すなら川のそばを攻めろ。」
「コメ、うどん、餅。とんだ炭水化物祭りを開いてしまった。」
次々に繰り出される名セリフのオンパレード!

そして、今回ご紹介する「下北沢路地裏のピザ」の回は、
「こんなコバラベリーには案外ちょうどいいかもしれぬ。」
という「孤独のグルメ」名言集から絶対外せない名言が飛び出した名エピソードでもあります。

東京都世田谷区下北沢路地裏のピザ・ロクサン

・・・前置きが長くなりましたが、そろそろ「孤独のグルメ」聖地巡礼突撃レポートに筆を進めます。
今回行ったのは、「孤独のグルメ」第2巻、第5話「東京都世田谷区下北沢路地裏のピザ」に出てくる「ロクサン」です。

お店目指して新宿から小田急線で10分ほど、やってきました若者の街(※五郎談)・下北沢。

若者の街・下北沢

グーグルマップによると目指すお店「ロクサン」は駅から5分ほどでしょうか。

私が下北沢に来たのは5~6年ぶりくらいかな?
お店に向かう途中の商店街で、「Wi-Fi!Wi-Fi!」「Wi-Fi業界最速!」「Wi-Fi配ってます!無料で持ってってください!」とあっちでもこっちでもWi-Fiの勧誘。
しばらく来ないうちに下北沢はWi-Fiの街になってました。

それはさておき、グーグルマップで「ロクサン」はすぐ見つかりましたが、その前にどうしても探しておきた場所があります。それはピザの回の冒頭に出てくるこのシーン。

「孤独のグルメ」下北沢ロクサン裏路地
↑「東京都世田谷区下北沢路地裏のピザ」1コマ目(右)と2コマ目(左)

「蜘蛛の巣みたいで分かりづらい」「脇道が毛細血管みたい」と、東京都都市計画課の職員が聞いたら悲しくなるセリフを五郎さんが吐くこの場所を探してみたら、

下北沢の裏路地#1
↑下北の裏路地(1)

下北沢の裏路地#2
↑下北の裏路地(2)

ありました!
あっさり見つかりました。
構図もピッタリ。

お店の前の路地をそのまま進んで、右に曲がった場所にありました。

「孤独のグルメ」下北沢ロクサン地図

改めて道を戻って、お目当てのお店「ロクサン」です。

下北沢ロクサン

「古そうな店だけど…」とか五郎さんが若干disりながらの「コバラベリー」発言が出たシーンです。

「孤独のグルメ」下北沢ロクサン
↑「OPEN」のサインの傾き具体まで一緒!

ゴールデンウィークのお昼どき、「孤独のグルメ」に出てくる人気のお店ということで、これはさぞ混んでるんやろうなーと思いきや・・・

下北沢ロクサンの店内

お客さんは一人もいませんでした^^;
同じアングルで漫画だとこんな感じです。

「孤独のグルメ」下北沢ロクサン店内
↑時が止まったかのように一緒の店内

漫画の絵だとそうでもないですが、実際にお店を目にすると、何というかこう、何の変哲もないというか何というか・・・そんな感じのお店です。

五郎さん風に表現すると「今時のワカモノの店とは違う、案外いいんじゃないか、逆に」です。
気に入ったんなら普通に褒めればいいのに、「案外」とか「逆に」とか、一言多いのが五郎さん節です♪

お店には厨房に男性一人、ホールに女性一人。夫婦で切り盛りしているのでしょうか。

片手にスマホ、片手に漫画本を広げながら私が店に入ると、お二人に怪訝な顔をされ、不審者だと思われないか焦りつつ、「あ、いや、漫画を見て、来たんです・・・。スイマセン、ピザありますか。」としどろもどろになりながら注文して、必死にお客だとアピール・汗

出されたメニューはコチラ↓
下北沢ロクサンのメニュー

漫画に出てきたメニューとは、少しデザインが変わったみたいです。

「孤独のグルメ」下北沢ロクサンのメニュー

せっかくなので漫画と同じものを注文、ということで「サラミ」「トマト」「ピーマン」「アンチョビ」をトッピングしたピザを一枚。
LサイズかMサイズか迷うところですが、食べきれるか心配なのでMサイズに。
それに、五郎さんと同じようにコカ・コーラも注文。

「コーラだとセットになりませんよ。」

お店の人に指摘されてメニューを改めて見ると、セットだと飲み物にミニサラダも付いて950円に収まるところ、セットじゃないと1440円。値段が全然違う!
でも今回は聖地巡礼なので、涙をのんでセットでなく五郎さんが食べたものを普通に注文。

先ほど不審者の誤解を解くキッカケでお店の人とも打ち解けたので、料理を待っている間、お店の人にインタビューをさせていただきました。

――「孤独のグルメ」を見てやって来るお客さんって結構いますか?
「7~8年前だったかなぁ、初めて雑誌に載ったとき(※2011年11月15日発売の週刊SPA!)は、実は私たちは雑誌に載ったなんて知らなかったから、突然普段来ない客層が大勢店に来てびっくりしたわよ。」

――そういうのって出版社から事前に取材の申請とかがあるんじゃないんですね?
「そういうの一切なかったわねぇ。だから取材されたことも私たちは全然知らなかったんですよ。」

・・・そういうもんなんですね。
てっきりもっと大人~な事情で店のチョイスがされてるのかなーとか漠然と思ってました。だって「孤独のグルメ」に取り上げられれば、その宣伝効果たるやハンパないんだろうな~って。

「後で常連さんから教えてもらって、私たちも事情を知ったんですよ。」
「でももう、最近はそういうお客さんもだいぶ減ったわね。」

お話を伺ってたら、ようやくピザが出来上がってまいりました、コチラです!
漫画にも出てくるでかいタバスコと一緒にパチリ。

下北沢ロクサンのピザとタバスコ

Mサイズであることを除いて、ゴローさんが食べたピザと全く一緒です!

「孤独のグルメ」下北沢ロクサンのピザ

でかいメキシコ製タバスコをドバドバかけて、アメリカのコカ・コーラでピザを流し込むのが日本流だそうです。

下北沢ロクサンのコカ・コーラ

「孤独のグルメ」下北沢ロクサンのでかいタバスコ

「孤独のグルメ」下北沢ロクサンでピザを食べる井之頭五郎#1

「孤独のグルメ」下北沢ロクサンでピザを食べる井之頭五郎#2

味は、外連味のない味

味は昔懐かしい正統派ピザって感じで、チーズとアンチョビの油っ気にトマトの風味とピーマンの爽やかなシャリシャリ感がマッチしてとても美味しいです。
五郎さん風に表現すると「外連味のない味」です。

「孤独のグルメ」下北沢ロクサンでピザを前にする井之頭五郎

「外連味」なんて言葉、普段使わないので辞書で調べてみると、「けれんみとは、はったりを利かせたり、ごまかしたりすること。」だそうです。
ふーん、
「あるんだよな、こういう余計なことする店」(※「静岡県静岡市青葉横丁の汁おでん」での五郎さんのセリフ)とか言うぐらい、料理に余計な工夫が入るのを嫌う五郎さん好みの店じゃあないですか^^

ピザはあっという間に平らげてしまいました。Mサイズだと少し小さかったかな。
五郎さんのようにここはLサイズ行っとくべきでした。

そんなこんなでピザを食べ終わったところで、ちょうど常連さんらしき短パンのおじさんがカウンターに座って厨房の人と話し始めたので、お会計を済ませてお店を出ました。

最後はグルメレポート風に星三つで採点

【味】★★
味は普通かな

【量】☆☆
量は物足りない

【値段】☆☆
値段は少し高いかな?ランチセットだったらそうでもないかも

【お店の雰囲気】★★
大きな窓から木漏れ日が入ってきて落ち着いた雰囲気でした

【再現の忠実度】★★★
お店の内装、料理、タバスコ、コーラ、すべて漫画のまんまでした

【お店の空き具合】★★★
他にお客さんがいなかったので、星三つ

【お一人様度】☆☆
一見でふらっと入るには少し入りづらい

【サプライズ度】☆☆☆
予想外のサプライズは特になかったので、星なし

今回行ったお店情報

ロクサン
住所:東京都世田谷区北沢2-17-10
TEL:03-3419-6948
行き方:下北沢駅南口徒歩2分。改札を出て右の通りへ。ミスタードーナッツの路地を右に入ってすぐ。
営業時間:昼は11時30分~16時00分まで。夜は17時30分~22時00まで。
定休日:毎週水曜日、第2火曜日

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