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ドラえもんがいなくてもできる!漫画家的時間旅行のやりかた。

執筆者:佐佐木あつし

タイムトラベル

時間旅行01

子供の頃、ドラえもんのタイムマシーン、欲しかった時期ってありますよね?
未来や過去に自由に行けたらどれほど楽しいだろう。
未来の奥さんはどんな人?恐竜って本当はどんな色をしていたの?

でもそんな反面、「親殺しのパラドックス」的な怖さもある。
今風で言うと世界線を超えてしまって元の世界には戻れなくなってしまう怖さ。
猿の惑星で描かれた自由の女神との再会的な怖さ。

そんな時間をテーマにした小説や映画、漫画は星の数ほどもある。

今回の記事では時間をテーマにしつつも、
小難しい話をする気はなく、またそんな学も僕にはない。

ただ、時間旅行に対する憧れから、昔ある発見をしたことを話そうと思う。

僕は実際未来に飛んだ事があるのだ。

時間跳躍した長さは、4時間くらいだろうか。

ここまで読んで、眉に唾する読者も多いと思うが、もう少し我慢して読んでいただきたい。
最後まで読めば、あなたもドラえもんのように、時をかける少女のように、デロリアンのように、時間跳躍を体験することができるのです!

必用な道具は何も要らない。
必用なのは、あなたが自分の心をどれほど支配できるか、それだけです。

では、さっそく、時間旅行の方法をご説明します。

わかりやすく説明するために、飛行機での旅行を題材にしましょう。

たとえば、あなたが南の島へと旅行に出かけたとしましょう。

時間旅行02

向こうでは楽しいバカンスが待っている。
どこまでも青く高い空、セルリアンブルーの海、異国の食べ物、白亜のホテル・・

しかし、そこへ辿るために、乗っている飛行機の時間は長く退屈なものです。

ですので、今回はその時間を跳躍してみましょう。
これは僕が実際にいつもやっている時間跳躍の方法なので、世界線を超えてどっか別の世界に行っちゃったりはしませんからご安心を(笑)

時間跳躍の準備

では、まず時間跳躍する出発点を決めましょう。
これは今回の時間跳躍をするために最も重要な部分です。
ここをキチンと決めることができなければ、時間旅行は失敗に終わります。
あなたは長いフライト時間をひたすら耐えて時間を無駄に過ごすしかできなくなります。
なので、それを念頭にしっかりと用意して下さい。

出発点はどこでもいいのですが、できれば何かのポイントになる瞬間がいいでしょう

たとえば飛行機の席に着き、間もなく離陸、といった時あたり。

その時の状況をともかく思いっきり記憶してください。
機内の状態、自分の席のまわりの人々の動き、客室乗務員の立ち居振る舞い、椅子の色、アナウンスの声、エンジンの音、窓から見える風景等もろもろ全てを記憶する・・

あえて、覚えても意味が無いと思われる、身の回りの状況をしっかりと観察し、そして、
記憶している自分自身を記憶するのです。

この時覚えた一見無意味な時間が、時間跳躍のスタート時間になります。

さあ!出発地点が決まったら、次に、未来へ飛ぶための到着時間を確定しなければいけません。

それには、一番想像しやすい未来の状況。
間違いなく訪れるだろう未来のスケジュール。
それをポイントに設定します。

たとえば飛行機が現地へ到着した際のアナウンス、飛行機と空港を結ぶ連絡通路、空港についてから初めて入るトイレの個室、預けておいた荷物を受け取った瞬間、あるいは税関の申告後の自分など、現地へ着いた時、確実に体験しているだろうと思われる自分の行動を、どれか一つを設定するのです。

これも出発地点の記憶と同じように、出来る限り想像してその時体験しているだろう自分の姿を記憶して下さい。

これが、未来へ到着する予定の時間となります。

整理します。

まず、

  1. 現在の自分が置かれている状況を事細かに、自分の思考まで含めてしっかり記憶する。
  2. 未来で自分が行っているだろう事象を出来るだけ想像して、これもしっかり記憶する。

この時点でピンと来ている方もいるでしょうが無視して話を進めます(笑)

先の2点をしっかり記憶したら準備完了です。
さぁ!!未来旅行へ!!

この時間跳躍のコツとしては、

さっき覚えた時間(記憶)から、瞬時に未来(想像した)に今から飛ぶのだと思い込み、時間を飛び越した自分を想像する事です。

とりあえず、実際に飛行機が飛び立ったとしましょう。

その時、あなたは先の記憶をいったん心の棚において、快適(退屈)な空の旅を味わってください。映画を見たり、音楽でも聞きながら、いつも通りゆっくりと空の旅をお過ごし下さい。

記憶しろと言ったり、忘れろと言ったり、一体どっちなんだ!
というお叱りの声も無視して話を続けます(自爆)

しかし、これで行けているのです。

未来旅行に!

もし時間跳躍が成功していた場合。
飛行機が現地に着いた時、もしかするとアナウンスの声を聞いた時、あるいは連絡通路で・・

あなたは不思議な感覚に陥るでしょう。

なぜなら
つい先程まで、飛行機が飛ぶ寸前だったのに。
今、気がついたら突然現地に着いている!

まさに時間跳躍、タイムスリップしたかのような感覚。
あなたは未来にいきなり現れたのです。

あなたの時間は短縮され、未来へ飛んだ!
その時のあなたは飛行中の退屈な時間を忘れ、出発前と到着時の記憶が色濃く残り、フライト中の時間はなかったことと同じになる。

ここで肝心なのは最初のスタート時間に覚えた記憶を、未来に到着した瞬間に思い出すこと。

時間を飛ばすために覚えた最初の記憶や、行動をこの時点でしっかりと思い出す。

そうすることで
まさしく、時間を飛んだかのような不思議な体験ができるのです。。

時間にラベルを貼るという行為

実はこれ、
みなさんも日常生活において普通に経験されている事だったりします。

たとえば、大好きな彼(彼女)と待ち合わせをしている時など。
それを待っている間の時間ってすごく長く感じたりしますよね。

1分が、5分にも10分にも感じる時がある。
その後のデートが楽しみなら、なおさらです。
何度時計を見直してもほとんど時間が進んでいない。
人によっては時計が壊れているかなと思うこともあるほどです。

しかし彼(彼女)が到着し、デートが始まると、今度はあっという間に時間が過ぎていく。
今度は時間の流れ方は極端に早くなり数時間があっという間に過ぎていく。
楽しければ、楽しいほど、「え、もうこんな時間?」ってやつです。

ところが、今度はデートも終わり、家路についたあなたが、自室で今日の事を思い出した時、全てが逆転現象を起こします。
あれだけ遅く感じた待ち合わせ時間のイメージは、ほとんど忘れるほど短く、その逆にあっという間だった楽しいデートの時間が、最も長くしみじみと思い出すことでしょう。

今回の時間旅行はこれを意図的に、ポイント、ポイントを記憶する事でやってしまうという方法です。

本来時間には区切りなどありません。
人間が様々なモノ・コト・ヒトを認識するために作ってきた、一種のラベルが時間にも貼られているだけなのです。

ラベルを貼るから「今日」が生まれ、その瞬間に「昨日」と「明日」も生まれるのです。
そもそも唯一かつ絶対的な『現在』というものなどはなく、過去から未来にいたるあらゆる瞬間は等しく実在していると、アインシュタインはあの有名な相対性理論で唱えています。

まあ、ここで相対性理論など難しい話を出しても野暮です。
もっと単純に時間旅行を楽しんでみるほうが面白い。
ドラえもんだって時間の概念を詳しく説明などしてくれませんから。

もし良かったらどこかのタイミングで試してみて下さい。

うまくいけば、ちゃんと時間跳躍できて、あなたの旅がより楽しいものになるかもしれません。

実を言うと
僕はこんなふうに時間跳躍をして辛い漫画の作画を乗り越えたりする時があるんです。

漫画家的時間跳躍の話でした。

時間旅行03

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